【6161】エスティック財務分析 ナットランナ国内首位 収益性・成長性・財務健全度を探る

4点台

この記事では、財務諸表から主要指標の数値を抜き取り、以下の項目について独自の採点方式で5段階評価を行い、ランク付けをしていきます

評価項目

・収益性 (売上高利益率・ROE等)

・成長性 (売上高・利益増加率)

・財務健全度 (自己資本比率・負債比率)

・フリーキャッシュフロー推移 
  (FCF推移・資本的支出/純資産) ・株主還元 (自社株買い・配当性向・IR充実度)

参考ページ
各評価項目に対する採点基準

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エスティック 企業概要

エスティックはナットランナ(ネジ締め機器)の国内首位級メーカーです
自動車向けの製品を主体としており、独自の電動方式で製品の差別化を図っております
また海外への販売を強化しており、北米や中国・タイに支社を持ち販売を伸ばしております

電動ナットランナー・サーボプレス|株式会社エスティック
電動化に加速する時代の組み立てニーズにお応えします。ナットランナー(ねじ・ボルト・ナット締め付け機)、ハンドナットランナー、サーボプレス、自動組立装置などの製品情報です。アメリカ、中国、タイに現地法人をもち、グローバルな対応を行なっております。

損益計算書から成長性を評価

それではまずは損益計算書からエスティックの売上・営業利益・純利益の推移を見てみましょう

2010年のリーマンショック時に大きく減益しておりますが、それ以降は一貫した増収増益を達成しており、特に2016年から売上・利益共に大きく伸びております
自動車関連会社など比較的景気の影響を受けやすい業種を販売先としていることから、エスティックも景気敏感株であることがわかります
過去の売上・利益の成長率は下記の通りになっております

  10年間平均 5年間平均 3年間平均
売上高 14.4%   13.6% 10.8% 
営業利益 15.3% 22.6% 12.2%
純利益 24.7% 21.1% 11.6%

近年では売上・利益共に10%前後の成長率となっておりますが、今後は堅調な北米販売に比べやや低調な国内アジア向けが重要な鍵を握ることになると思われます

成長性まとめ
・景気動向に左右され、リーマンショック時に一時的に大きく減収減益
・近年は売上・利益共に10%前後の成長率

成長性スコア:3.5点

 

損益計算書から収益性を評価

続いて利益率などの収益面を見てみましょう

営業利益率は約26.1%、純利益率約18%とかなり優秀です
ROEも20%ちかくあり、収益性はかなり良いと言えるのではないでしょうか

収益性まとめ
・営業利益率 約16%、純利益率 約10%
・ROEは低下傾向にあり現在は13%程度

収益性スコア:4

 

貸借対照表から財務健全度を判断

貸借対照表から資産状況を確認し、財務健全度を見ていきます

利益の積み上げにより年々内部留保が増加しており、2020年には純資産額を超えております
現金はやや少なめですが、これは自社株買いによるものです
自己資本比率も常に90%前後を保っており、負債比率に関しても20%以下と非常に低水準です
財務に関しては文句の付け所が見つからないように思えます

財務健全度まとめ
・純資産以上の内部留保を保有
・自己資本比率 90%以上
・負債比率 20%以下

財務健全度スコア:5点

キャッシュフロー推移を確認

営業キャッシュフロー(以後営業CF)から資本的支出を除いたフリーキャッシュフロー(以後フリーCF)の推移をみていきましょう

2015~16年に大きく投資しており、FCFがマイナスになっておりますが、その後きっちり回収できていることが確認できます
また、純利益におけるフリーCFの割合は36%と比較的低めです

キャッシュフロー推移まとめ
・資本的支出/純資産 平均36%

CF推移スコア:4点

 

株主還元

配当性向や自社株買いの実績から経営者がどれくらい株主を重視しているか探ります
まずは配当金の実績をみてみましょう

参考画像:マネックス証券 HPより

配当金は6年連続で増配しており、7年間で3倍以上になっております
配当性向は20%台をキープしており、まだ余裕が感じられます
また、2019年には8.8%もの自社株買いを実施しており、EPSの上昇という形で株主に還元をしています

株主還元まとめ
・配当金は6年連続増配、7年間で3倍に
・配当性向は20%台を維持
・2019年に自社株買い実施(8.8%)

株主還元スコア:4点

 

エスティック財務分析 評価結果

エスティックの財務分析結果についてまとめます

収益性        4
成長性 3.5
財務健全 5
株主還元 4
FCF 4
総合評価 4.1点

エスティックの財務評価に関しては4.1点とし優良銘柄とします

銘柄の傾向としては財務・収益性共に非常に優秀ですが反面景気の動向に左右されやすいため
業績が良く株価も高水準な時に積極的に買いに行くのは危険かもしれません
景気後退時の業績底入れを確認してからの購入であればかなり安心して買えるのではないでしょうか

以上がエスティックの務分析結果になります
今後同銘柄の適正価格や購入推奨価格についての記事も作成予定なので
楽しみにしていてくださいね

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