【5967】TONE財務分析 工具メーカー その収益性・成長余地・財務健全度を探る

2点台

この記事では、財務諸表から主要指標の数値を抜き取り、以下の項目について独自の採点方式で5段階評価を行い、ランク付けをしていきます

評価項目

・収益性 (売上高利益率・ROE等)

・成長性 (売上高・利益増加率)

・財務健全度 (自己資本比率・負債比率)

・フリーキャッシュフロー推移 
  (FCF推移・資本的支出/純資産) ・株主還元 (自社株買い・配当性向・IR充実度)

参考ページ
各評価項目に対する採点基準

TONE 企業概要

TONEはレンチ、ボルト締結機器に特化した工具メーカーです
TONEの製品は産業機械・自動車・建築をはじめ、橋梁・プラント・輸送・新エネルギー分野などあらゆるフィールドに向け、アジア、北米、ヨーロッパなど世界中のプロフェッショナル達に提供されています

地域別の売上状況は以下の通り
参考画像:マネックス証券より

国内販売がメインであり、全体の80%を占めます

 

一方利益率を見てみると海外販売の方が圧倒的に高い利益率を示しています
今後は利益率の高い海外販売の成長に期待したいところです

損益計算書から成長性を評価

それではまずは損益計算書からTONEの売上・営業利益・純利益の推移を見てみましょう

2010年を底に売上は一定の成長率で順調に成長しておりますが、2008年から2010年まで売上・利益共に大きく落ち込んでおります
これはリーマンショックによる影響を大きく受けたと思われ、景気敏感性が高いことがわかります

各期間における成長率は以下になります

  7年間平均 5年間平均 3年間平均
売上高 4.7%  6.2%  4.0%
営業利益 8.3%  12.8%  -0.1%
純利益 9.3%   22.9% 16.2%

売上は長期的に見ると5%程度の成長でそれほど高くはありません
売上に対して利益が安定していない事がわかり、外部要因に影響されやすいビジネスと言えるかもしれません

成長性まとめ
・売上は5程度
・景気敏感性が高く景気によって利益が大きく左右される

成長性スコア:2点

損益計算書から収益性を評価

続いて利益率などの収益面を見てみましょう

こちらも時期によって上下がかなりありますが、ROEは平均15%程度でそれほど高くありません
利益率も安定感がなく、こちらも外部の影響をかなり受けることがわかります

収益性まとめ
・ROEは15%程度
・営業利益率・純利益率ともに外部環境に影響されやすく不安定
収益性スコア:2点

 

貸借対照表から財務健全度を判断

貸借対照表から資産状況を確認し、財務健全度を見ていきます

負債位比率は2012年から急激に低下傾向となり、20%台まで低下しています
それに伴い自己資本比率も向上してきております
現金はやや少なめとなっております

財務健全度まとめ
・自己資本比率 80%台
・負債比率 20%台

財務健全度スコア:5点

キャッシュフロー推移を確認

営業キャッシュフロー(以後営業CF)から資本的支出を除いたフリーキャッシュフロー(以後フリーCF)の推移をみていきましょう

営業CFに対しフリーCFがやや多く、フリーCFが度々マイナスになっております
純利益に対する資本的支出も平均64%とやや高めで、事業の継続にそれなりに資本が必要であることがわかります

キャッシュフロー推移まとめ
・資本的支出/純資産 平均64%

CF推移スコア:2点

 

株主還元

配当性向や自社株買いの実績から経営者がどれくらい株主を重視しているか探ります
まずは配当金の実績をみてみましょう

参考画像:マネックス証券 HPより

一定の配当水準を保っており、増配傾向は見られません

配当性向も14%と物足りない水準です
自社株買いも実施しておりませんので株主還元にはやや物足りなさを感じます

株主還元まとめ
・配当性向は14%程度
・近年の自社株買い実績なし

株主還元スコア:2点

 

TONE財務分析 評価結果

TONEの財務分析結果についてまとめます

・成長性 2点
・収益性 2点
・財務健全度 5点
・フリーCF推移  2点
・株主還元 2点

総合評価 2.6点

エイジスの総合評価については2.6点となり、投資対象外と判定します

大きな理由としては、成長性・収益性が低く安定もしていないため長期的に保有しづらい点がまず挙げられます
フリーCFが少ないため成長に投資が出来ないことが原因かもしれません
そのため株主にも還元する余裕が見られません

以上がTONEの財務分析結果になります

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